ENDO ~プレミアムエンドウシリーズ~

従来の製品から、より「精密・美しさ」を追求したPREMIUMシリーズ。
エンドウが持つ「匠の技」を、職人(マイスター)が情熱をもって手掛ける製品は「工芸品ではなく精密模型」で、手作業で精密に作れるからこそ「良いものは良い」と感じさせる魅力が備わっています。

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このシリーズは「メイドインジャパン製品」として、エンドウが得意とする真鍮素材を駆使した工法を守り、製作されています。
・「精巧な造り」
造形はもちろんのこと、一つ一つのパーツ類も繊細に表現しています。

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・「塗装・印刷の美しさ」
匠の技を用いて塗装面(微細な金属粒子を使用しメタリック塗装を表現)と光沢を通常より美しく仕上げ、エンブレムやストライプなどは特殊印刷で的確に再現しています。

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・「外観・内装それぞれの個性」
決め手となる車体造形と室内インテリア群は繊細なパーツで構成されほとんどが金属製。

その車両によって様々な室内の作り込みなど、何れも精密な彫刻による密度の高い表現となっています。

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・「華麗なるインテリア群」
車内設備こそ車両の要となるので、それぞれのイン テリアパーツを新製。

各それぞれの複雑な個体造形をシャープに仕上げています。

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南海6000系では、インテリアならび吊革や網棚にいたるまで車内を精密に再現。
床板は3枚構成にして配線を車内に露出しないようにいたしました。

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小さい窓からは見えにくいインテリアも、抜かりなく充実した作りとしています。

※瑞風のキサイネ86-501・7号車「ザ・スイート」の浴室

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見どころとなる展望室内は、金属パーツを多用し実車同様に美しく表現しています。

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・「職人のプロフェッショナル」
経験値の高い職人(マイスター)集団が技を用いて製作しています。

それぞれの「プレミアム」に対する熱い思いやポイントなど、普段は聞くことが出来ないことを聞いてみましょう。

それぞれ工場内による各課担当のコメントをどうぞ。

・企画課のコメント
鉄道模型は心象風景を再現する舞台装置
鉄道模型には運転する楽しみ、集める楽しみ、作る楽しみ、調べる楽しみ、様々な楽しみ方があります。
その源泉となるのは所有する喜び、知識欲を満たす喜び、モノを生み出す喜び、そういったユーザーの希求の上に我々の製品が存在を許されます。
これまでのエンドウは集める楽しさと運転する楽しみに主眼を置いた設計を行ってまいりましたが、お客様の楽しみ方の多様化に伴い、それらの楽しみに加えてユーザーの心象風景を反映できるように、よりディテールの再現度に拘ったシリーズが「プレミアムエンドウシリーズ」です。

旅行などの特別な時間に乗った思い出の電車、高校時代に通学に使用していた列車、人生の折々の記憶が風景とともに思い出される、その「舞台装置」として模型の外形の再現はもちろんの事、座席や車内壁面など「内側から見た景色」にこだわり、さらに最高級の塗装を施しています。
また、去り行く列車のテールライト、寒い雪国での客車編成の暖かな気持ちにさせてくれる室内灯の柔らかい光といった灯火類も「舞台装置」として重要なファクターと捉え、ただ光ればいいのではなく光り方や色味まで熟考をかさねて製品化を行っています。
眺めていると、その座席に座っている自分が見えてくるような、運転していると実車のモーター音やジョイント音などが聞こえてくるような、そんな鉄道模型、ただの模型という定義を超えて、その模型にユーザーが託す様々な記憶や想いに応えられるような製品を作ってまいりたいと思います。

 

ワンランク上の鉄道模型として

近年の鉄道車両は特殊な塗装の物が増えてまいりました。自動車用塗料の使用や、デジタル出力によるカッティングシート施行でのラインカラー表現、ドットパターンなど、これまでの鉄道色によるペンキ塗りでは再現できないものも増えてきています。また、模型の楽しみの一つとし手に取って車両を慈しむという事は重要なファクターです。
その際に、その模型の色艶というのはとりわけ大事で形状や重量以上にお客様の満足度に跳ね返ってきます。子供の頃に手にしたキラキラと輝くミニカーのような、美しい宝石のような鉄道模型、これも鉄道模型の重要な要素ではあるとエンドウは考えます。
エンドウ「匠シリーズ」熟練の技術と塗装と、独自の立体印刷技術によっとそれらの車両を精密に再現、ワンランク上の鉄道模型として、オーナー様の満足度をさらに高める努力を続けてまいります。

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・設計課のコメント
特に目立つ部分のディテールに注力しているのが見どころです。たとえば車体表面・内装・床下機器などパーツ点数を多くし立体的に見栄え良くしています。内装面では、実車のインテリア資料を確認しながらの作業は膨大で1つ1つの家具を忠実に再現しますが、これが鉄道模型より建築模型を設計しているような気になりました。注目部分として車内の電気配線などを極力見えないように工夫していますので是非ご覧ください。

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・工務課のコメント
プレミアムとしてさらなる高みを求め、別部品による精密な立体表現(ファン内臓のクーラーなど)や床裏面のキーストンプレート(補強部材)のシャープなモールドで表現。さらに専用の床下器具を製作、さらにエッチングなどの精密部品を多用し組み込むことで、精密感あふれる仕上がりが可能となりました。これらの「こだわり」を細部までじっくり眺めているだけでも大変満足いく製品となります。

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・プレス課のコメント
プレミアムは特に室内も凝っているので、限られたスペースに収めるために0.1mm単位の精度ある部品を要求されます。各部品を仮組みして不具合を追加工しながら調整することもあり、通常品よりも図面と製作時間が倍掛り大変な労力を使いながらの生産なので「再生産」は二度としたくないのが本音。

お客様の目には直接触れることない加工工程の工夫が図面に書き込んだ指示、工程順などに大変さが垣間見られ、現場社員の全てを注いだ製品であることは、まさに誇りです。

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・半田課のコメント
プレミアム・匠・スタンダード、全てにおいて分け隔てなく、「エンドウ・ハンダ課」が持つ「技巧」を駆使して製作。
工程の違いで言えば、プレミアムは仕上げ工程にて「1工程」増やし、ヤスリ目を極力抑えています。

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・塗装(印刷)課のコメント
質の高い特殊顔料と微細金属粒子を用いて、腕の見せ所となる「塗装技法」で優れた金属感を表現することが出来ました。是非この美しい塗装面をご覧ください。
印刷は普段はしない箇所にまで施しますがその工程作業は膨大のもので、例えば瑞風では椅子に模様や、ななつ星では各客室のベット(部屋毎に柄や色を分けています)ソファの柄、客室ドアのガラスやステンドグラスにもこだわりました。

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・営業(総務)課のコメント
「良いものは良い」この言葉のとおり、自画自賛ですが各部署の職人や社員がその出来栄えに感動したことを覚えています。
量産品なる次世代モデルとして「量産機械では出来ない手作りならではの良さ」を味わってもらえる製品で、美しさはもちろんのこと、さらに見ていると乗車しているような気分になれました。

これからもお客様を魅了し続ける製品作りに邁進いたします。

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「プレミアムシリーズ」は弊社の社員が一丸となって挑戦した自信作です。「鉄道模型の魅力」を改めて見直していただけるよう、個々のクオリティーを追求。繊細な造形…美しい塗装…高級感と重厚感が備わる最上位鉄道模型を目指した製品として魅了し続けます。

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