近畿日本鉄道10100系　　　　　　　　　「ビスタ・カーⅡ世」

縮尺1/80・16.5mmゲージ鉄道模型　-近畿日本鉄道商品化許諾済-
完成品インテリア付き仕様･･･2004年1月発売。
※ 当製品は主材料に真鍮などの金属を使用した、ブラスモデル(金属製模型)です。

実車について

近畿日本鉄道（略して「近鉄」と呼ばれています。）は大阪・京都・奈良・三重・岐阜・愛知の2府4県に25の鉄道線と2つの鋼索線、総延長573.7kmの路線を持つ日本最大手の民鉄です。その近鉄に1959年（昭和34年）に登場した3輌固定連接式高性能2階付き特急用車輌が10100系「ビスタ・カーⅡ世」です。
近鉄10100系電車は、試作的な性格の10000系「ビスタ・カーⅠ世」での技術と経験を生かして誕生、昭和38年までに18編成54輌が製造され、名阪特急などに活躍しました。10100系は、鉄道車輌を単なる2地点間を移動する手段ではなく、電車に乗ることそのものが楽しくなるという要素を最初に取り入れて製作された車輌で、スピード感溢れるボディスタイル、展望のきく2階席など、画期的な車輌として当時の注目を集め、1960年（昭和35年）には鉄道友の会より「ブルーリボン賞」が贈られています。

模型製品について

【前頭部】真鍮板絞り+プレス加工部品と真鍮ロストワックス部品の組み合わせで、貫通型前頭部は真鍮板を絞り+プレス加工。先頭車のボディは真鍮板をプレス加工で、中間車のボディは真鍮板をエッチング処理+プレス加工で製作、列車無線アンテナ・屋上フューズボックスには真鍮ロストワックス部品を使用
【台車】KD-41D/KD-41E型
【動力】キヤノン・コアレスモーターLN-14一般用両軸+ＭＰギヤシステムを搭載